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2009年07月24日

調査会(7月17日)報告

7月17日調査会レポート(函館どつく進水式&中華会館特別開館)

参加者数 11名

実施日: 7月17日(金)10:00~13:00

集合:10:00 函館どつく (正門前)
10:30 進水式
11:15 函館どつく出発、大町(海岸通)経由 中華会館
11:30 中華会館見学
(説明 函館華僑総会副会長 任道道治氏)
12:20 昼食 (五島軒)
13:00 解散

報告
1)函館どつく

7月17日、函館どつくで進水式を見てきました。

いまや船台からこうして滑り落ちる方式の「伝統的」進水式は珍しいのだそうです。

今回は20,000トン(総トン数)の木材兼ばら積貨物船、全長175M。発注元はNYK(日本郵船)。船籍はパナマ。穀物専用の運搬船らしい。名前はGROVAL GARLAND。

くす球が割れてから、船体がすべて海に浮かぶまで30秒とかかりませんでした。

進水式では船は後ろ向きに滑り降りていく。右側の高い構造物はクレーンで、2本の足の部分がレールの上を移動でき、さらに右にある工場で制作した鉄板などを吊り上げて船体側に運びます。10時40分、進水式開始です。

アナウンスとともに、貴賓席側で船と結んだ綱が断ち切られ、船首のくす球が割れます。船首の右側の幕が外れて船名の文字が見えてきます。ちなみに船名は進水の直前に命名される習慣とか。


くす玉から色とりどりのテープが舞い、船はゆっくりと船台を後方にむかって滑り出します。

全長175メートルの巨体ですが、意外なほど速いスピードで遠ざかっていきます。

完全に着水した船。タグボートが近づいていきます。

特に宣伝もしていないのに多数の見物人が約500人(新聞報道)。観光バスでのりつける人も。夏休みのせいか、小学生の団体が多数。

世界的な船腹需給の逼迫を背景に高操業をつづけているそうで、年に8回の割合で進水式が実施されているそうです。受注残も再来年まで抱えているとか。

2)中華会館
函館市の西部地区にある、中華会館が今年も特別開館・展示を行っている。(8月24日まで、入場料600円)


函館開港150周年にも協賛しての特別公開。開港直後、列強5ケ国のように条約上の保護はうけられなかった中国商人は英国などの対日貿易の代理人として(買弁)積極的に函館に進出、昆布などの輸出を中心に、実質的に函館の対外貿易を担った存在という。その後日清戦争などで母国の国力の衰退、日本側の商人が政府のバックもあって力をつけてきたことで、徐々に後退を余儀なくされたという。

同時期に建った公会堂が建設費5万円(当時)に対し、中華会館が2万円というから、中国商人の経済力が明治の後半には相当のものであったことが想像できる。

明治43年完成というから、今年で99年目を迎えるこの建物、国内では、長崎、神戸、横浜に同様の建物が(関帝廟などの名称で)あるが、創建以来の姿を留めているのはここだけという。他のケースは震災、戦災などで2-3度建て替えを行っている。

函館の場合、明治40年の大火の直後に建てられた後は、幸いにも大火や戦災にも逢わず、今日に至った。ただ、建物を維持する函館華僑総会も年々会員が減少、現在は二十数人というから、建物の維持管理などに不安の声も出始めているのが悩みとか。

規模は決しておおきくはないが、外観もよく保存されているし、内部も99年前、中国は清朝、宣統帝の時代に伝えられたとされる扁額、書、ランタンなどで埋め尽くされていて、当時の清の工芸・文化の様をよく伝えている。

残念ながら内部は撮影不可なので画像で紹介できないが、以下同館のパンフレットから。

投稿者 kankou : 2009年07月24日 15:34

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